2012-08-17

MR. OIZO & TAHITI BOY - WRONG o.s.t.







先走り過ぎる奇才ミスター・オワゾー。


彼はまた、カンタン・ドゥピュー名義で映画監督としても
知る人ぞ知る、というクリエイターです。


そんなドゥピューの最新映画『WRONG』のサントラが、
フランス国内での映画の上映にあわせて、彼の所属
レコード会社であるED BANGERレーベルから、発売となります。
(これまで同様ミスター・オワゾーとして彼自身がスコアを書いてます)


美女に恋する殺人タイヤ、という何ともよくわからない
ストーリーで2010年、カンヌ国際映画祭批評家週間を
独走した『Rubber』に続く待望の新作は、年初に米国
ユタ州で行われたサンダンス映画祭で先行上映され、
またしても「まっとうではない」としてピンスポットで話題
となりそうな気配。


現在のところ日本での上映は未定ですが、
『Rubber』のときのように、ジワジワと話題が拡散して、
ひょんなところでポロっといくことも、あるかもしれません。
(過度な期待はせずに)気長に朗報を待ちたいと思います。


さて音楽のほうはというと、
ジャスティスのギャスパール・オジェとの共作であった『Rubber』、
そしてセバスチャンやセバスチャン・テリエと共に作った『Steak』
という過去二枚と同じく、今回も、コラボ・パートナーあり。


それが、タヒチ・ボーイ(Tahiti Boy)。


ちょっと意外な気もしましたが、
もともとArcade Modeまわりでも早くから話題にのぼってた
バンドですし、繋がるところでは繋がっていたのかな。


オワゾー印のエッジなプロダクションを、
ほんのりと青みがかった柔らかな輪郭で包み込んだ
絶妙なバランスの出音で、これは映画を見ずとも、
お楽しみいただけること間違いなし。


リードとなる「Ronnie」はこんなカンジ。



MR.OIZO & TAHITI BOY "RONNIE" (WRONG O.S.T) by edbangerrecords



この曲は割とオワゾー寄りですが、他のいくつかの楽曲は、
もう少しソフトでセンシティヴ。『Steak』にも近い感触です。


映画の予告編は、こちらでご覧いただけます。


なお本作とは別に、ドゥピュー監督作で、
マリリン・マンソンも出演している『WRONG COPS』という
映画もありますが、上記とは別物です。名前も似ているので
続編かと思いきや、そういうことでもないそうです。


『WRONG』はフランス国内では8月末のリリースですが、
それ以外の世界各国は9月上旬から中旬にかけての発売を
予定しております。正確なスケジュールはおってアップデート
致します。


ご期待下さい!