2013-06-21

TED CURSON & CO.: Ode To Booker Ervin




名門プレスティッジやアトランティックにもリーダー作を残している
トランペット奏者テッド・カーソンによるフィンランド録音のレア盤
『Ode To Booker Ervin』が再発。


ミンガスの薫陶を受けたイブシ銀バップのサラブレッドが、
イーロ・コイヴィストイネンやペッカ・サルマントら、当時の
ヨーロピアン・ジャズを代表するトップ・ミュージシャンたち
と共に繰り広げる、目を見張るほどに豊かで濃密な音の
カンバセーション。


第二の故郷フィンランドで水を得た魚のような活き活き
としたパフォーマンスを披露するテッドの隠れた名盤が、
遂に日の目を見る!(1970年録音)



TED CURSON & CO.: Ode To Booker Ervin
テッド・カーソン&CO./オード・トゥ・ブッカー・アーヴィン
ROCKET RECORDS | ritmo calentito (RTMCD-1059)

1. Ode To Booker Ervin
2. LSD Takes Holiday
3. Airi's Tune
4. Montreux
5. Festival Blue
6. Typical Ted
7. The Leopard



◆ 米国フィラデルフィア生まれ、1950年代末から60年代の初頭にかけてはチャールズ・ミンガスやセシル・テイラーのバンドで演奏、エリック・ドルフィーとも親交が深く、プレスティッジ~アトランティックにもリーダー作を残しているトランペット奏者のテッド・カーソン。マル・ウォルドン、レッド・ガーランド、マックス・ローチからアーチー・シェップ、川崎遼に至るまで、ステージで、スタジオで、彼が共に演奏した著名ミュージシャンは数知れず。


◆ 力強いトーンを持ったパーカッシヴでグルーヴィーなサウンドの数々は、多くのジャズ/レアグルーヴ系DJたちのフェイヴァリットとして世界中のダンスフロアに鳴り響き、いくつかの楽曲は、コン&アミールやジャイルズ・ピーターソンのコンピレーションにもピックアップされるなど、いまなお根強い人気を博しています。


◆ 60年代中期にテッド・カーソン・カルテットとして『ティアーズ・フォー・ドルフィー』などの名作をフォンタナに残したあと、1960年代の末から80年ごろまで、テッドは拠点をヨーロッパへと移し、主にデンマークやフィンランドで活動。とりわけフィンランドでは、晩年(2012年逝去)まで毎年のようにジャズ・フェスティバルに出演し、高い知名度を誇っていました。


◆ この『オード・トゥ・ブッカー・アーヴィン』も、そんなヨーロッパ時代の一枚で、オリジナルは1970年にフィンランドのEMIから発売されたもの。ペッカ・サルマントを含む、当時のイーロ・コイヴィストイネンのトリオ/カルテットと共に録音されています。


◆ オリジナルはフィンランド盤のため、中古市場でもなかなかお目にかかれない希少盤。レアなだけでなく、内容も、抜群。良質な、本物のモダン・ジャズを堪能できる一枚です。


【パーソネル】
テッド・カーソン:トランペット&ピッコロ・トランペット
ペンティ・ヒエタネン:ピアノ、フェンダー
イーロ・コイヴィストイネン:テナー、アルト&ソプラノ・サックス
ペッカ・サルマント:ベース
レイノ・ライネ:ドラムス

2013-06-19

SHAHRAM





歌手として俳優として現在も絶大な人気を誇る
ペルシアン・ポップスの至宝シャフラムのサイケデリック、
ディープ&ファンキーな70年代ヴィンテージ音源をディグった
グレート・コンピレーション。


欧米マナーのポップ・ミュージックとオリエンタルなムードのベスト・バランス、
絶妙なスレ違いと見事な脱線が生みだす奇跡のレアグルーヴ。


コギミよいポップ・チューンから重量級のファンク・ボム、
切れ味鋭い変化球変拍子まで、ディガーのマニアごころをくすぐる
ナイス・トラック連続、辺境ファンのみならずレアグルーヴ好き全般に
全力レコメンドの好企画です。


















SHAHRAM: Shahram
(シャフラム)

Pharaway Sounds | ritmo calentito (RTMCD-1063)

01  Leila
02  Woman
03  Salam
04  Suzanne
05  Naw Naw
06  Instrumental
07  Hel yo sar
08  Gorg-o barreh
09  Enshaallah
10  Dorooghgoo
12  1975


◆ イランの首都テヘラン生まれで、現在はロサンゼルス在住、1960年代に10代のころからガレージ・バンドで演奏していたというシャフラム(シャフラム・シャブパレフ)。歌手のみならず俳優としても活動、イラン国内だけでなく、世界中のイラン系コミュニティーの中で絶大な人気を誇ってきたこのシンガー/ソングライターが、70年代の革命前イランに残していた貴重なポップス音源の数々を、一枚のベスト盤へと纏め上げたナイス企画。


◆ ファンキーなオープニングから一転スットコドッコイな変拍子が唸りを上げる「レイラー・レイラ・レイラー」(M①)、キンクスへのド直球オマージュとも言えるガレージ・チューンの「Woman」(M②)、ソリッドなパーカッッションと極太のアナログ・シンセ、灼熱のホーンやダーティーなピアノが三位一体となり砂嵐のごとき強力な旋風を巻き起こす濃密な砂漠のワルツ「Salam」(M③)と、アタマ3曲の掴みもバッチリ。


◆ ダブステップとも繋げる(?)謎の「スーザン」(M④)、強力なブレイクを含むストレートなレアグルーヴの「Naw Naw」(M⑤)、おとぼけライブラリー風味のインスト・チューン「Instrumental」(M⑥)と、続く次の3曲もまた強力!


◆ 欧米マナーのファンク、サイケデリック・ロック、ガレージ、プログレッシヴ・ロックやブラクスプロイテーション(黒人映画サントラ)、ライブラリー的な遊び心を感じさせるインスト曲まで、幅広いスタイルをカバーしながら、独特のオリエンタルなムードやメロディーをさりげなくサラリと溶け込ませて唯一無二のペルシアン・レアグルーヴを披露。マージナル系リスナーだけでなくレアグル/ディープファンク好き全般にオススメできる好作品です。
















2013-06-18

THE WINNERS: Pori Jazz Festival composition contest





ビッチェズ・ブリューを目指してフィンランド・ジャズの英知を結集、
モダン・ジャズのプログレッシヴな越境を試みた力作を初CD化。


ペッカ&ヘイキ・サルマント、マイク・コスキネン、ユハニ・アールトネン、
エドワード・ヴェサラほか、北欧ジャズを代表する名演奏家たちによる、
フリーキーでミステリアスな逸脱と遷移のトライアル。


フリー以降フュージョン前夜、『リターン・トゥ・フォーエヴァー』にも通じる、
瑞々しくも捉えどころのない、ギリギリの不可思議なジャズ・サウンドを満載した、
クロスオーバー~プログレ~ジャズロック~フリーミュージック・マニアまで
幅広くオススメしたい辺境の裏傑作。(1973年録音)





THE WINNERS: Pori Jazz Festival composition contest
ザ・ウィナーズ/ポリ・ジャズ・フェスティバル・コンポジション・コンテスト
ROCKET RECORDS | ritmo calentito | RTMCD-1060

1 Odds Against Intervals
2 M & M
3 Made Up Story
4 PS. DC


Alto Saxophone – Pekka Pöyry (tracks: A1, A2, B2)
Baritone Saxophone – Seppo Paakkunainen (tracks: A1, A2, B2)
Bass – Pekka Sarmanto (tracks: B1), Teppo Hauta-aho
Drums – Edward Vesala
Electric Piano – Heikki Sarmanto (tracks: A1, B1)
Guitar – Ilpo Saastamoinen (tracks: A2, B1)
Piano – Heikki Sarmanto (tracks: B2)
Soprano Saxophone – Pekka Pöyry (tracks: B1)
Tenor Saxophone – Juhani Aaltonen (tracks: A1, A2, B2)
Trombone – Mircea Stan (tracks: A2, B1, B2)
Trumpet – Mike Koskinen





◆ ザ・ウィナーズは、ペッカ&ヘイキ・サルマント、マイク・コスキネン、ユハニ・アールトネン、エドワード・ヴェサラほか、北欧ジャズを代表するフィンランドの名演奏家たちによる、マイルス『ビッチェズ・ブリュー』、ハンコック『クロッシングス』、チック・コリア『リターン・トゥ・フォーエヴァー』などへの回答とでもいうべき、同国の英知を結集させた鉄壁のオールスター・プロジェクト。


◆ 1972年のポリ・ジャズ・フェスティバル(フィンランド南西部のポリ市で1966年から毎年開催されている北欧屈指のサマー・ジャズ祭)を機に編成され、フェスのステージでそのパフォーマンスを披露したあと、73年に本作『ポリ・ジャズ・フェスティバル・コンポジション・コンテスト』をレコーディング。


◆ そのタイトルが示すように、フェスで行われた作曲コンテストの上位4曲を音盤化したもので、いずれもフィンランドの地元コンポーザーによるオリジナル楽曲。1973年にフィンランドのオデオン・レーベル(EMI)から発売されるも長く廃盤状態が続き、40年ぶり、今回初めてのCD復刻。


◆ ECMからのリリースでも知られ、ヤン・ガルバレクやペーター・ブロッツマンとのコラボレーションでも素晴らしい作品を残しているドラムのエドワード・ヴェサラ、2000年代後半の米PORTERレーベルによる一連の再発リリース以降、マニアックな北欧ジャズ愛好家のみならず、ダブラブやジャズマンなどといった、レアグル系ディガーや新しい世代の雑食音楽ファンのあいだでも注目を集め再評価されたヘイキ・サルマント、そのヘイキ・サルマントやエドワード・ヴェサラ、イーロ・コイヴィストイネンのバンドでも長く活動したサックス奏者のユハニ・アールトネンなど、プレーヤー各人、いずれも確かなキャリアとスキルを有したトップ・ミュージシャンばかり。


◆ フリー以降フュージョン前夜、ロックを浸食しながら、フィニッシュ・ジャズ特有のプログレ感覚やフォークへの寄り道がごっちゃになった、本当にユニークなサウンドの数々。ジャズ/フュージョン・ファンのみならず、プログレ好きロック・リスナーやアウト・ミュージック・フリークスにも試していただきたい好盤。



























2013-06-17

DERDIYOKLAR IKILISI: Çoban mamos




異郷ドイツで花開いた、
トルコのマリオ&ルイージともウワサされるヒゲのデュオ
DERDIYOKLAR IKILISI(デルディヨクラル・イキリシ)による
電化サズ激レア珍盤『Çoban mamo』が初CD化!



















DERDIYOKLAR IKILISI: Çoban mamos
(デルディヨクラル・イキリシ)

Pharaway Sounds | ritmo calentito (RTMCD-1062)

1. Coban Mamos
2. Garip Modalar
3. Korkirem Balam
4. Baris Icinde
5. Sen Degil Bagim
6. Dom Dom Kursunu
7. Kotuler Ermez Menzile
8. Kanser
9. Kara Uzum Habbesi
10. Elin Memleketi Bize Yar Olmaz
11. Gozlerin Bakipta Gormedgi
12. Derdiguzel Aglama



◆ Finders KeepersによるSeldaやMustafa Ozkentの復刻にも匹敵するトルコ・サイケ強力盤がPharaway Soundsから登場。


◆ DERDIYOKLAR IKILISIは、ボーカルとサズ(イラン~トルコの弦楽器)のAli Ekber Aydoganと、ドラムとバック・ボーカルのIhsan Guvercinのふたりからなるデュオ・ユニット。トルコからドイツへの移民で、60年代にはトルコで音楽活動をしていたが、70年代にドイツに拠点を移し、移民コミュニティーの中で活躍した。


◆ 『Çoban mamo』は、ブッゲ・ヴェッセルトフト&ジョー・クラウゼルとのタッグでもおなじみのイルハン・エルシャヒン主宰<NUBLU>レーベルによるリエディット・シングルのヒットにより辺境レアグルーヴ愛好家たちのあいだでも密かに注目度を高めていたこのデュオによる、満を持してのアルバム単位でのCD復刻。


◆ スパイシーな電化サズの音色と、ジョー・ストラマー(実はトルコ生まれ)がもし生きてたら次はここらへんに…なんて思わせる、クンビアやカリプソあたりにも通じそうなスットコドッコイなグルーヴ、そして人を食ったようなこのルックス!マージナルなムードと、バルシュ・マンチョやエルキン・コライにも通じるめくるめくサイケデリアは、聞き込むほどにクセになること間違いなし!


◆ 世界音楽奥の細道終着駅。Finders KeepersやVampi Soul、Soundway、Sublime Frequenciesあたりをレーベル買いしているワールド音楽マニア必須の珍盤です。














2013-06-14

Cola & Jimmu: Enigmatic




カブカブとのアフロ・ジョイントでもおなじみのフィンランドの奇才
ジミ・テナーとその奥方ニコル・ウィリスによる驚きの新タッグ始動!


今回はソウルでもアフロビートでもなく、なんとハウス!


シー・シー・ペニストンやクリスタル・ウォーターズを思わせる黎明期の
ド直球ボーカル・ハウスを現代のフロアに蘇らせジミ流のヒネりをき
かせて2013年仕様へと仕立て上げた、何とも玄人泣かせな好企画!


ニコル・ウィリスの歌声がハマり過ぎっ!!
















Cola & Jimmu: Enigmatic
(コラ&ジム/エニグマティック)

Herakles Records | ritmo calentito (RTMCD-1061)

1.  369°Grind
2.  Enigmatic
3.  Transcend Our Love
4.  Tombstone
5.  So Refined
6.  I Made Up My Mind
7.  Satyricon
8.  Wild Honey
9.  Brooklyn Girl
10. Classified


◆ 90年代には名門ワープからもアルバムをリリース、テクノ、モンド・ミュージックからフューチャージャズまで、幅広く様々なリスナーから支持を集めたフィンランドの奇才ジミ・テナー。


◆ 2000年代に入ってからは、ストラット・レーベルの異種格闘シリーズ<Inspiration Information>でトニー・アレンとコラボしたり、ドイツのアフロ・バンド<カブカブ>との連名で精力的にアルバム・リリースを行ったり、一層ディープな路線で、コアな音楽ファンから高い評価を獲得しています。


◆ 一方のニコル・ウィリスは、公私ともにジミ・テナーのパートナーとして知られるシンガー。フィンランドが世界に誇るソウル・バンド<ソウル・インヴェスティゲーターズ>との活動で、世界中のソウル愛好家たちの心を射止めています。かつてはリパーカッションズやロウ・スタイラスなど、インコグニート~ブランニュー・ヘヴィーズと並ぶアシッドジャズの人気バンドでもフィーチャリング・ボーカルとして活躍しました。


◆ ニコルがジミの作品にゲスト参加したり、ソウル・インヴェスティゲーターズの楽曲アレンジをジミが担当したりと、もともと、それぞれの作品を裏方としても互いに支え合う関係であったふたりですが、今回は、さらに一歩進んで、「ニコル・ウィリス&ジミ・テナー」として、全面的にコラボレーション。


◆ さてどんなサウンドに仕上がったのかと思いきや… これは意外!マーシャル・ジェファーソンやベースメント・ボーイズ、デイヴィッド・モラレスらを思い起こさせるような、80年代半ばから90年代初頭にかけてのハウス・ミュージック黎明期の雰囲気を忠実に再現。


◆ オールドスクールなアナログ感覚あふれるハウス・ミュージックのソリッドなビートを下敷きに、いずれの楽曲も、ニコル・ウィリスのソウルフルなボーカルを引き立たせながら、新しいのか懐かしいのか、なんとも不可思議なサウンドが連発。ジミの小粋な仕掛けとヒネりのスパイスが炸裂、クラシック・ハウスへの単なるオマージュを越えた、ユニークな「フューチャー・ヴィンテージ」テイストが散りばめられた、ジミ・テナーならではの力作。


【ジミ・テナー】 


1965年生まれのフィンランド人音楽プロデューサー、コンポーザー。80年代半ばからジミ・テナー&ヒズ・シャーマンズとして活動、90年代に入りソロ転向後はリリースの拠点をワープに確保し、アルバム『インタービジョン』などのヒットで世界的な名声を確立。2000年代に入ってからは、ゴンザレス初期作のリリースなどで知られる独名門キティ・ヨーからソロ作を二枚録音。00年代半ば以降は、ベルリンのアフロ・バンド<カブカブ>とのコラボを中心に活動。09年には英ストラット・レーベルの名物異種格闘シリーズ<Inspiration Information>でトニー・アレンと共同作品を発表。直近作はジミ・テナー&カブカブ名義での『ミステリー・オヴ・エーテル』(RTMCD-1030、キンドレッド・スピリッツ)。


【ニコル・ウィリス】 


ヘルシンキを拠点に良質なヴィンテージ・ソウル・ミュージックを世界へと発信し続けるティミオン・レーベル、そのハウス・バンドであるソウル・インヴェスティゲーターズとのコラボレーションで高い評価を獲得している歌姫ニコル・ウィリス。80年代後半のキャリア初期には、ディミトリとレディ・ミス・キアーのふたりで活動していたディーライトのバック・ボーカリストにも名を連ね、あるときは、ブランニュー・ヘヴィーズのメンバーたちとも活動を共にしていた。90年代はそのブランニュー・ヘヴィーズやインコグニートと並ぶアシッドジャズの人気グループだったリパーカッションズのボーカルとして活躍する傍ら、ロウ・スタイラス、レフトフィールドやニュー・スピリットヘルシンキといったユニットにも客演、そのソウルフルな歌声を轟かせてきた。2013年5月にソウル・インヴェスティゲーターズとの新作『トーチャード・ソウル』発売。





















来日公演後、ジミさんが手持ちのレコードを少しだけ
置いていってくれました… もしよろしければ ↓ 



LP



CD









2013-06-10

Voltaique Panoramique Vol.1





マリやガーナに挟まれた西アフリカの内陸国家
ブルキナファソのヴィンテージ・サウンドをコンパイルした
編集盤。


アフリカ特有のサイケデリックなギターの音色と
ポリリズム、キューバ音楽やリズム&ブルース、
コンゴ・ルンバ、フレンチ・ポップなどの影響が
混ざり合った、マリやガーナとはまた趣を異にした
ユニークなサウンドを満載した驚きの一枚。


果つる底なきブラック・アフリカのディープな
魅力を凝縮した好盤です。


Voltaique Panoramique Vol.1
(ヴォルテク・パノラミク VOL. 1 - 
ワガドゥグーとボボ・ディウラッソの
ポピュラー音楽 1968-1978)

Kindred Spirits | ritmo calentito (RTMCD-1058)


1. Jean Bernard Samboue - Aicha  
2. Cisse Abdoulaye- Jeunesse Willa  
3. Pierre Sandwidi - Yamb NeY Capitale
4. Konde Mangue - Woulouni  
5. Konde Mangue - Beni Idjanako  
6. Orchestre Dafra Star - Ram Passomaye
7. Traore Seydou - Rassemblement  
8. Orchestre Les Vaudou De Flamboyant - Kogo Ni Toulou
9. Ama Maiga - Deny Tologuelen  
10. Echo Del Africa - Yiri  
11. Idy-O-Idrissa - Bissongo Lebguin'wa
12. L'harmonie Voltaique - Killa Naa Ye Killa  
13. Orchestre Volta Jazz - Djougou Malola
14. L'harmonie Voltaique - Noglem Nooma  
15. Orchestre Super Volta De La Capitale - La Guitare De Tinga






マリのクンカン・レーベルの復刻シリーズ(シュペール・ビトンやミストゥール・ジャズ・デ・トゥンブクトゥなど)で世界中のアフリカ音楽ファンから注目された、ビルド・アン・アークをブレイクさせたことでも知られるオランダはアムステルダム発のグッド・ミュージック・レーベル<キンドレッド・スピリッツ>からの最新リリースは、西アフリカの秘境ブルキナファソのヴィンテージ・サウンド・コンピレーション。


収録アーティストは、30枚以上のシングル録音を残しているという名門オーケストラのヴォルタ・ジャズやシュペール・ヴォルタ、14歳でステージ・デビューを果たした早熟の天才セイドゥ・トラオレやその盟友ジャン・ベルナール・サンブゥ、ピエール・サンドウィディら、同国のポップ音楽黄金時代を支えたスター・ミュージシャンがズラリ勢ぞろい。アナログ・アフリカやサウンドウェイをレーベル買いしているようなディープなアフリカ音楽愛好家の皆様はもとより、カリプソやクンビア、ラテン音楽ファン、アフロビート好き、ファンク/レアグルーヴ系まであまねくレコメンドできるステキな一枚です。

 

2013-06-03

Pascal Comelade: El Pianista Del Antifaz





ドラジビュスやクリンペライ、ルク・ド・ブクなどに先駆けた
「トイポップ」の生みの親として広く知られるフランスのアヴァン音楽家、
パスカル・コムラードによる待望の最新アルバムが到着。


エリック・サティの奔放な遊び心と探究心を独自のフィルターを通して
現代に蘇らせる真の奇才による、またも小粋に脱力しまくった極上の
キャバレー・サウンドを満載した入魂の一枚。


















Pascal Comelade: El Pianista Del Antifaz
Because Music / ritmo calentito (RTMCD-1057)

Tracklisting:

1. Dancing Del Gran Fumisme
2. Ze Crypto-Situ Cow-Boy Rides Again
3. Hydropathes marchant sur les os
4. Friki Serenata
5. Flan Sin Nata Inzenight
6. Spinoza Was a Soul Garagist
7. El Pianista Del Antifaz
8. El Bolero Del Raval
9. Portrait de l'artiste avec des lunettes pour voir les femmes à poil
10. La Bella Dorita
11. I Scream Ice Cream
12. Petita Escena Nocturna
13. Sardana Mecànica
14. The Skatalan Logicofobism
15. Waltzin' 8 Errors System (1)
16. Waltzin' 8 Errors System (2)



フランスのモンペリエ生まれ、70年代の半ばから活動しているベテランの音楽家パスカル・コムラード。初期はミニマルな電子音楽を演奏していましたが、80年代半ば以降、トイ楽器を多用したユニークな箱庭ポップにより「現代のサティ」や「ロック界のニーノ・ロータ」などと評され話題に。いわゆる「トイポップ」を確立した先駆者として世界中に多くの熱狂的なファンを持つ奇才です。


現在までにオリジナル・アルバムだけで30作以上を発表、カンのヤキ・リーベツァイトやエルドンのリシャール・ピナスとのコラボレーション作品でも知られ、アヴァンギャルド、ニューエイジ、プログレッシヴ・ロック、サウンド・アート、エレクトロニカからポップス・ファンに至るまで、様々なジャンルのリスナーに愛され息長く現役を続けて気がつけば三十有余年。


おもちゃのピアノというあまりにも日常過ぎる身近な楽器のチョイスと、円熟の、イマジネーション豊かなメロディーやアレンジのコントラストが生みだす不可思議な音のファンタジー。現在先行で公開されているオープニング曲の「O Dancing Del Gran Fumisme」を筆頭に、アルバムは、どこか懐かしくも新奇な耳当たりのノスタルジック・ポップを満載。
















2013-06-01

Sedayeh Del - Funk, psychedelia and pop from the Iranian pre-revolution generation




『センドゥニ』『ハーネ・ハーネ』『ティーシェ・オ・リーシェ』に続く、
革命前イランのポップ音楽をレアグルーヴ的な視点からまとめた
<ファラウェイ・サウンズ>によるコンピレーション・シリーズの第四弾!


今回も、ボビー・マクファーリンばりのボイス・パーカションが炸裂した
冒頭のスキャット・ファンクからいきなり全速力!


欧米マナーのファンクやサイケデリックなロック音楽との果敢な格闘の末に
独自の音宇宙を編み出した70年代イランのポップ・ミュージシャンたちによる
イイ仕事、その更なる極みを銀盤へと封じ込めた渾身の一枚です。


















『セダイエ・デル - 革命前イランのファンク&ポップ・サイケデリア第四集』

V.A.: Sedayeh Del - 
Funk, psychedelia and pop from the Iranian pre-revolution generation
Pharaway Sounds / ritmo calentito (RTMCD-1055)

Tracklist:

1. ZIA – Helelyos
2. FARROKHZAD – Avazekhan Na Avaz
3. SHOHREH – Del
4. SHAMAIZADEH – Agar Bekhai Mitooni
5. NOOSHAFARIN – Gole Aftabgardoon
6. ZIA – Kermani
7. AZITA – Yaare Chaghalo
8. SHAHROKH – Koolehbaar
9. SHAMAIZADEH – Be Man Tekyeh Kon
10. BETI – Hele Dan Dan
11. AZITA – Baba Heydar
12. SATTAR – Sedayeh Del
13. SOLI Feat. NELI – Tasvire Yek Fasl
14. AFSHIN – Tarhe Khoshbakhti
15. SHOREH – Omadi
16. MAZIAR – Mahigir



Finders KeepersやVampi Soulなどの名門レーベルに勝るとも劣らぬ気合で西アジアをディープに掘り尽くす注目の新興レーベル、Pharaway Sounds(ファラウェイ・サウンズ)。その看板シリーズとも言える、革命前イランのポップ音楽をレアグルーヴ的な視点から編集したコンピレーション・シリーズの第四弾『セダイエ・デル』が登場。


しかしイラン一国でここまで掘り下げてくるとは、Pharawayの気合は、タダモノではない。レアグルーヴ的な統一感を維持しながらも、スキャットあり、トロピカルあり、サイケ歌謡あり、これまでにも負けないバラエティーとクオリティー、そしてこのカロリー!


今回のハイライトとなりそうなのは、ボビー・マクファーリンを模したと思しきスキャット&ボイス・パーカッションからスタートする激烈タイトなファンク曲の「Helelyos」(M①)、スティーヴィー・ワンダー「パスタイム・パラダイス」を思わせるトロピカルなピアノの旋律に胸締め付けられる「Be Man Tekyeh Kon」(M⑨)、トライバル・ムードを加速させる呪術的なリードの旋律を従えた4つ打ち曲「Hele Dan Dan」(M⑩)あたり。これは使えます!


ソリーによるビッグバンド・スウィング風の「Tasvire Yek Fasl」(M⑬)、謎のシンセが炸裂したアジィタのパーカッシヴな「Baba Heydar」(M⑪)や、ディープファンク・ミーツ・ボリウッドな感じのヌーシャファリン「Gole Aftabgardoon」(M⑤)など、これまでに何度か登場してきた歌姫たちのニュー・ディスカバリーも、またまたイイ感じ!


楽器も旋律もペルシャの古き良き伝統をふまえつつ、欧米マナーのファンクやサイケロック表現を巧みに取り入れた70年代イランのフュージョン・サウンド、その摩訶不思議な魅力を余すところなくパッケージ化したナイス・コンピ。イラン音楽やペルシャ歌謡のディープなファンの方も、グローカルな今様レアグルーヴ・ファンの方も、何となくモヤっとエスノ気分をツマミ食いしてみたいライトなリスナーの方も、みんな根こそぎノックアウト!