2016-03-18

TEMPELHOF & GIGI MASIN: Tsuki




ビョークやヌジャベスにも愛されたイタリアの美メロ・メーカー=ジジ・マシン。


バレアリック、電子音楽からオブスキュアなディガー筋まで、ジャンルを越え多種多様なリスナーのあいだで再評価の進む孤高のコンポーザー、そのリバイバル・ムードのきっかけとなった同郷の新進ユニット「テンペルホーフ」とのコラボ第二弾がついに登場!


メロディアスなピアノ・サウンド、満天の星空を思わせるシンセのドレープ、多幸感と郷愁の入り混じった得も言われぬエモーション、オーガニックな生演奏とエレクトロニクスの絶妙なバランス、ダンス・ミュージック的なタイム感… ジャズとアンビエントの狭間でまたしても他に類を見ないミラクルな作品が完成しました。


サンプリング・クラシックス「Clouds」の2016年バージョン「Tuvalu」も収録。















TEMPELHOF & GIGI MASIN: Tsuki
Hell Yeah Recordings / calentito


1. Tuvalu
2. Corner Song
3. Vampeta
4. Komorebi
5. Blue 13
6. Labyrinth
7. Phantom Ship
8. Treasure
9. The Flying Man
10. Dryangle (Instrumental Version) (CD BONUS TRACK)



◆ ディスヒート/ゴングのチャールズ・ヘイワードと名門<サブ・ローサ>にスプリット作を残し、その楽曲がビョークやヌジャベス、トゥ・ロココ・ロットにサンプリングされたことで知られるようになったイタリアの音楽家ジジ・マシン。


◆ ジジは、もともとアンビエント愛好家やオブスキュアなディガー筋では熱心な信奉者の多い作曲家でしたが、マニュエル・ゲッチングにも通じる、後のデトロイト・テクノを思わせるダンス・ミュージック的なタイム感やミニマルなリフレインがクラブ・ミュージック・ファンのあいだで「発掘」され、より幅広いリスナーのあいだで支持を確立、ここ数年のあいだ急速に再評価の機運を高めていた奇才です。


◆ オランダのMusic From Memoryレーベルからのコンピ『Talk To The Sea』(こちらも間もなく待望の再プレス!)と共に、その再(新?)評価のきっかけとなったのが、地元イタリアのHell Yeah recordingsが企画した、同郷の新進ユニット「テンペルホーフ」とのコラボレーションでした。


◆ 本作『Tsuki』(月)は、2014年の『Hoshi』(星)に続く、そのコラボ作の第二弾となります。前作同様に、ジャズや室内楽的なサウンドにテンペルホーフのバレアリック・フィーリングを少しだけ混ぜ合わせながら、ジジの天性の美しいメロディ・センスを最大限に引き出して、コンテンポラリーなインディー/エレクトロニック文脈やクラブジャズとも親和性のある突出した音像を作り上げた、他に類を見ない貴重な作品です。


◆ メロディアスなピアノ・サウンド、満天の星空を思わせるシンセのドレープ、香り程度にまぶされた電子音、ささやくようなジジのボーカル、多幸感と郷愁の入り混じった得も言われぬエモーション。絶妙なバランスの上に奏でられる奇跡の美麗アンビエントで、またしても世界中の音楽ファンを魅了します。


◆ しかもM1「Tuvalu」はサンプリング・クラシックス「Clouds」のリワーク。ビョークをも虜にしたあの名曲が2016年バージョンとしてフレッシュに蘇る!


◆ 『The Wind Collector』や『Wind』といった過去作の再発、PANレーベルからのMAX D & Co Laとのコラボ『Lifted』などで再び大きな注目を集める中、まさに絶好のタイミングでのリリースとなりました。


◆ 日本先行発売。日本盤CDのみデジタル/ヴァイナル未収録のボーナストラック1曲追加収録。


◆ 「Tuvalu」試聴(PV) https://youtu.be/OAW5iN63lSA


◆ アートワークは今回も、ディミトリ・フロム・パリ、バレアリック・ガバ・サウンドシステムをはじめ多くのイタリア人アーティストのジャケットを手掛けるデザイナーのアンドレ・アマドゥッチが担当。

















雑誌『ブルータス』(2016年6月15日発売号)で『月』と『星』をご紹介いただきました。音楽の特集全体がかなり読み応えのある面白い誌面になっています。是非チェックいただけたらと。