2014-10-24

FERNANDO KABUSACKI:The Champion




アルゼンチンの音楽シーンを代表するギタリスト、フェルナンド・カブサッキによる2014年最新アルバムが完成しました。


トレードマークとも言える美しいアンビエンスを終始一貫して維持しつつも、血肉湧き踊るロッキンなギターやこぎみよいダンス・ビート、郷愁を誘うレイドバックしたムードが得も言われぬタイミングで絶妙に交錯した、この人らしい起伏に富んだサウンドスケープで、前作とはまた異なる景色を持った音のロードムーヴィーへと聴き手を誘います。


幅広い世代の日本人アーティストとのセッションを通じて国境もジャンルも越えた稀有な音の架け橋を築き上げてきた地球の裏側のギター・マエストロ、その真価と進化が克明に刻み込まれた、ここ数年の集大成とも言える決定的な一枚です。



フェルナンド・カブサッキ/ザ・チャンピオン

FERNANDO KABUSACKI:The Champion
CLTCD-2046 / 2,300 yen + tax / 2014.11.22 in stores


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Tracklisting:

1. Welcome to 11
2. Roadrunner   (ジョナサン・リッチマン)
3. The voice
4. Orchestral interlude I
5. Little Moses    (カーター・ファミリー)
6. The bell
7. Everyday of my life
8. Orchestral interlude II: El gran salto
9. Kiki
10. Dark end of the street    (ダン・ペン&チップス・モーマン)
11. Saeta
12. Las flores y el sol
13. The blue sky
14. The mercenary    (エンニオ・モリコーネ)
15. Las lagrimas del campeon (part I)
16. Las lagrimas del campeon (part II)




◆ ロバート・フリップ(キング・クリムゾン)のギター・クラフト出身で、2000年代初頭からフアナ・モリーナやフロレシア・ルイスらと共にアルゼンチン音響派の一角をなすアーティストとして注目を集めたギタリスト、即興演奏家のフェルナンド・カブサッキ。


◆ その2011年作『ラック』に続く、ソロ名義のスタジオ・アルバムとしては通算第8作目となる『ザ・チャンピオン』。


◆ 『ラック』前後から以前にも増して精力的に来日ツアーを重ね(3回のツアーで何と56公演!)、勝井祐二、山本精一、大友良英、七尾旅人、後藤まりこ、クラムボンのミト、原田郁子、テニスコーツ、SAICOBABA<YOSHIMIO(BOREDOMS / OOIOO)・ヨシダダイキチ・ユザーン>ほか、幅広い世代の日本人アーティストと素晴らしいセッションの数々を繰り広げ、突出した独自のポジションを築き上げてきた地球の裏側の異能ギタリストによる、ここ数年の集大成とも言える決定的な一枚。


◆ トレードマークとも言える美しいアンビエンスを終始一貫して維持しつつも、血肉湧き踊るロッキンなギターやこぎみよいダンス・ビート、郷愁を誘うレイドバックしたムードが得も言われぬタイミングで絶妙に交錯した、この人らしい緩急と起伏に富んだサウンドスケープで、前作とはまた異なる景色を持った音のロードムーヴィーへと聴き手を誘う。


◆ 全16曲で48分、前作と好対照をなす簡潔な作品ながらも相変わらずの高密度で聴き応えじゅうぶん。

◆ ジョナサン・リッチマンやダン・ペンほか驚きのカバーも披露。

◆ フェルナンド・サマレア、サンチャゴ・ヴァスケス、マリナ・ファヘス、ロリ・モリーナ、ビクトリア・ソタリスほか、今回もアルゼンチンのシーンを代表する新旧様々なタレントたちがゲスト参加。




http://www.kabusacki.com.ar/




 

FERNANDO KABUSACKI: Houses





1994年から97年にかけて断続的にレコーディングされたスタジオ・インプロヴィゼーションを纏め上げ、98年にリリースされたアルゼンチンのギター奏者、フェルナンド・カブサッキのデビュー・アルバム『ハウシズ』。


アレハンドロ・フラノフ、アクセル・クルヒエール、フェルナンド・サマレアなどが参加。


短い音のスケッチを重ね合わせながら音楽と即興の狭間で独自の世界を描き上げるという、現在の作風の原点が刻み込まれた、彼のキャリアを語る上で外すことのできない重要作品です。


ツアーでも多くの問い合わせがある人気盤ながら海外発売元でも長らく在庫切れで入手困難な状態が続いておりました。2014年新作『ザ・チャンピオン』の発売を機に16年ぶり、待望の再発となります。


2014年のツアーの際に会場で先行販売しておりましたが、ようやく一般発売の運びとなりました。お待たせいたしました。



フェルナンド・カブサッキ/ハウシズ

FERNANDO KABUSACKI: Houses
CLTCD-2044 / 1,850 yen + tax / 2014.11.22 in stores



AMAZON  |  DISKUNION  |  HMV  |  iTunes  |  TOWER


1. Drums For Siesta  
2. The Tower
3. Axel's Little Jungle 
4. La A 
5. La Luz Del Dia 
6. Miniatura Con Bateria 
7. Ruinas Circulares I 
8. Miniatura Mexicana 
9. La Hora Magica (Instrumental)
10. English Loop 
11. Guitar Loop (I) / Cathy's Loop 
12. Blade Runner Loop 
13. Stereo Superclick 
14. Coda
15. Searching For Gold (Tibet I, II, III) 
16. Primer No Loop 
17. Welcome To My Coffee House 
18. Chaos With (Almost) No Drums 
19. Pienso (Final) 
20. Mvas (Ma 
21. Loop Con Franov 
22. Buschiazzo Resonator 
23. Guitar Loop (II) 
24. Siesta Loop
25. Drunk And Sober Loop 
26. They're Only Dancing 
27. Baguala 
28. Una De Estas Noches
29. MG Click 
30. Ruinas Circulares III 
31. Susy















2014-10-21

GHOST CULTURE: Ghost Culture




「デリア・ダービーシャーがストロークスをプロデュースしていたらきっとこんなサウンドになっていたかもしれないね」 --- エロル・アルカン


「ディートロンとデペッシュ・モードのあいだをゆくエモーショナル・サウンド」 --- 『MIXMAG』


アーサー・ラッセルを思わせるクラブとアヴァンギャルド、ポップのベスト・バランス。


膨大なレコード・コレクションと確かなシンセのスキルに裏打ちされたストロングなダンスフロア・マインドの奥底にエリオット・スミス的な時代を越えた普遍的ソングライティングのセンスを忍ばせたUK期待の新鋭ゴースト・カルチャーが遂にアルバム・デビュー!


御大アンディ・ウェザーウォールもひと目惚れ、エロル・アルカン主宰<ファンタジー・サウンド>がダニエル・エイヴリーに続いて総力をあげてプッシュする2015年最初のビッグ・ボム!!!



















ゴースト・カルチャー/ゴースト・カルチャー

GHOST CULTURE: Ghost Culture
Phantasy Sound / Wordandsound / ritmo calentito (RTMCD-1127)


01. Mouth
02. Guidecca
03. Arms
04. How
05. Glass
06. Glaciers
07. Lying
08. Lucky
09. Answer
10. The Fog


◆ ゴースト・カルチャーは、デス・イン・ヴェガスの2011年作『トランス・ラヴ・エナジーズ』への参加からキャリアをスタート、ダニエル・エイヴリーの大きな反響を呼んだデビュー・アルバム『ドローン・ロジック』にプログラミングや作曲で参加、その活動がティモシー・J・フェアプレイと御大アンディ・ウェザーウォールの目にとまり彼らのフックアップで才能を全面開花させたロンドン・アンダーグラウンドの新人です。


◆ 2013年秋発表の初シングル曲「Mouth」(M①)がいきなりイギリスの著名ダンス系プレス『MIXMAG』において「ディートロンとデペッシュ・モードのあいだをゆくアトモスフェリックでムード溢れるエモーショナル・サウンド」として「Tune Of The Month Award(今月の一曲)」に選出されて以降、多くのクリエイターや業界関係者がその動向を注視してきました。


◆ その後も2014年初頭にセカンド・シングル「Guidecca」(M②)、春にサード・シングル「Arms」(M③)を立て続けにドロップ、ダンスフロアとポップ、アヴァン/エクスペリメンタルをアーサー・ラッセルよろしく変幻自在に往来しながらどこか人懐っこい、心に残るエリオット・スミスを思わせるエバーグリーンなメロディーを次から次へと紡ぎ出し、クラブ・シーンの枠を越えて幅広い層の音楽ファンのあいだで急速に支持を拡大。


◆ エロル・アルカン主宰<ファンタジー・サウンド>がダニエル・エイヴリーやコナン・モカシンに続いて総力をあげてプッシュするこの未来のスター候補による満を持してのデビュー・アルバムは、強烈なサイケデリアを湛えたダニエル直系のアシッド&テクノ、デトロイト・エレクトロ、ヴィンテージなムードを持ったアーリー・ハウス、インダストリアル、オブスキュアなシンセ・ミュージックなど、現在進行形ダンスフロアの上で鳴り響く様々なスタイルのエレクトロニック音楽を全てまる飲みしてシンプルでありながら多彩なテクスチャーを持った独自の突出した「うた」として吐き出した怪作に。


◆ エロル・アルカンやダニエル・エイヴリーのファンはもちろん要チェック、アンディ・ウェザーウォールやジ・アスフォデルス、レディオ・スレイヴ、ニーナ・クラヴィッツ、ダブファイヤー、ロマン・フリューゲル、イヴァン・スマッグなどの楽曲/プレイにも通じるエクレクティックなエレクトロニック・サウンド満載で、クラブ/インディーのジャンル問わずオススメできる好盤です。



2014-10-20

HELL’S KITCHEN: Red Hot Land




ルーツ&ヴィンテージへのコダワリをシンプルな3ピースでアウトプット、オーガニック・モードのオールタイム・グッド・ミュージックを奏でるナイスなニューカマー=ヘルズ・キッチンが日本上陸。


ヘヴィ・トラッシュ(ジョン・スペンサー)もプロデュースで参加、RLバーンサイドのカバーも披露するなどブルージーでケイジャンな仕掛けを施しながらも出音はサラリと軽やかに、拍子抜けするほどリラックスしたピースフルなサウンドが最高にフレッシュ。


ブルース、ニューオーリンズ、カリプソからハワイアンまでをさすらう音のトラベラー、これが何とスイス発!謎過ぎるけどこれはハマる!!



















ヘルズ・キッチン/レッド・ホット・ランド

HELL’S KITCHEN: Red Hot Land
Moi'J Connais / ritmo calentito (RTMCD-1123)

1. Since I was a child
2. Monkey
3. The Party's over
4. Hey Ho Chica
5. I wanna be the one
6. Drain
7. Let's go cats go
8. Sister
9. I shake
10. Something new
11. Pauly
12. Going down south


◆ スイスのジュネーヴから、ブルースやケイジャンを下敷きとしながら幅広くルーツ・ミュージックを消化、軽やかな独自の脱力サウンドを奏でるユニークなスタイルの3ピース・インディー・バンド、ヘルズ・キッチンが日本上陸。


◆ ジョン・スペンサーのサイド・プロジェク<トヘヴィ・トラッシュ>からマット・ヴェルタ-レイ(スピードボール・ベイビー)と、ジョンスペとも親交の深い地元スイスのベテラン、ママ・ロージンが共同プロデュースやギターetcでバックアップ、本格的なブルース/ガレージ・テイストを隠し味としながらも、バンジョーやアコーディオン、木琴、口笛などを効果的に配しつつ、いい具合にリラックスしたピースフルな雑食サウンドが秋の夜長に心地良過ぎ!


◆ オリジナル曲の枯れ具合もハンパないけどRLバーンサイドのカバー(M⑫「Going down south」)のカバーもキラリと光る!


◆ スイスとアメリカ南部を結ぶユニークな音の架け橋=ヘルズ・キッチンは、ボーカル/ギターのMonney B、アップライト・ベースのRyser C、ドラム&パーカッションのTaillefert Cという3人からなるトリオ。『レッド・ホット・ランド』は、フランスのルーツ系大手Harmonia Mundiレーベルが流通を手掛けフランスやベルギーでも話題となった2011年作『Dress To Dig』に続く3年ぶり通算6枚目のフル・アルバム。実はすでに10年以上のキャリアがあるベテランです。


◆ ブルースやルーツ系のファンのみならず、カリプソやハワイアン、トロピカル好き、リラクシンなオーガニック系まで幅広くアピールできそうな逸材です!




2014-10-17

【リリース情報】 HAL SINGER & JEF GILSON: Soul Of Africa




ビルド・アン・アークをはじめとした良質な現行アーティストのリリースでもおなじみのオランダの名門<キンドレッド・スピリッツ>から、アメリカの名ホンカー、ハル・シンガーとフランスの鬼才ピアニスト、ジェフ・ギルソンがタッグを組んだスピリチュアル・ジャズ/レアグルーヴの人気盤『ソウル・オヴ・アフリカ』が久々の復刻。


ソリッドなパーカッションとミステリアスなヴィブラフォンが交錯、そこにギルソンならではのスピリチュアルなピアノとシンガーの黒汁したたるブロウが炸裂したスピリチュアル名盤ながら、当時はフランスのみのリリースのためオリジナルは激レア、しかし内容は抜群!


ハル・シンガー&ジェフ・ギルソン/ソウル・オヴ・アフリカ

HAL SINGER & JEF GILSON: Soul Of Africa
Kindred Spirits / ritmo calentito (RTMCD-1124)

1. Chant Inca
2. Mother Africa
3. The High Life
4. Libertarian
5. Garveys Strut
6. Le Grand Biduo
7. The Fable Of Gutenberg

2014-10-01

【VIDEO】 SEEKAE: Another




シーケイのアルバム『The Worry』から。





















HAVENSTREET: The end of the line / Perspectives




今なお多くのお宝が眠る英国フォークの深い音の森、その密かな人気盤としてコレクター筋を賑わせてきたマイナー作品が奇跡の復刻!


カンタベリーやプログレッシヴなエッセンスを隠し味に、シンプルなアコギと牧歌的アレンジで目も眩むような白昼夢のフォーキィ・サイケデリアを紡ぎ出す孤高のうたものデュオ、ヘイヴンストリートによる唯一のアルバム!


フォーク・ファン、アシッド愛好家から現行サイケのリスナーまで幅広く訴求できそうな高品質サウンドかつキラーなメロのオンパレードで、マニアならずとも引き込まれること確実の逸品!これは嬉しいディスカバリーです。


ヘイヴンストリート/エンド・オヴ・ザ・ライン/パースペクティヴス

HAVENSTREET: The end of the line / Perspectives
Sommor / ritmo calentito (RTMCD-1125)

















Tracklist:

CD1 “THE END OF THE LINE”

1. German Castles 
2. When The Madcap Meets the World 
3. Old Ways and Schooldays 
4. Music in the Night 
5. Suspended Animation 
6. The H.S.B Song 
7. Yesterday Was Summer 
8. Rain 
9. The Castle 
10. Out of the Fireglow 
11. The Keeper of the Tower 
12. The Photograph 
13. After Time


CD2 “PERSPECTIVES”

1. Aftermath 
2. Falling Leaves In Autumn
3. Fat Old Engine 
4. Family Laughter 
5. Just An Illusion
6. Klok 
7. Damascus 
8. Grasshopper 
9. Your Not Being There
10. The Ballroom Of Despair
11. Aftersong
12. Village Vespers





◆ 60年代末からThe Gasなるプログレ系グループで活動していたイギリスのフィル・リッジウェイとジェフ・ヴィンターのふたりが70年代に入り結成したフォーク・デユオ<ヘイヴンストリート>が77年に発表した唯一のアルバム『エンド・オヴ・ザ・ライン』に、70年代初頭から中ごろにかけてこのデュオが残していたカセットや未発表、デモ音源などを集め二枚組にまとめあげた作品。


◆ イギリスのフォーク/プログレ専門誌『Flashback Magazine』ではキャラヴァン、ハット・フィールド&ザ・ノースからリチャード・トンプソンまでを引き合いに出して紹介されるなど、プログレ、カンタベリーからサイケ、フォークまで、当時のイギリスらしい様々な要素を溶け込ませた先進的かつ個性的なサウンドで、かねてからコレクターのあいだで確固たる評価を確立していた良作。


◆ ワールド系のPharaway Soundsでもおなじみのスペインのレーベル<Guerssen>傘下のフォーク発掘部門<SOMMOR>からの世界初CD化企画。もちろんリマスター済み。24ページ英文ブックレット解説対訳付き(英文歌詞掲載、歌詞部分の対訳はございません)。


◆ 『エンド・オヴ・ザ・ライン』は自主制作リリースのため現在オークションではコンスタントに500ポンド以上の値をつけるというレア盤。


◆ トラディショナルな要素からプログレッシヴな部分まで振れ幅の広いサウンド、キラリと光るソングライティングのセンス、胸締め付けるハーモニー… レアなだけでなくその内容も抜群で、コアなフォーク愛好家のみならず現行サイケやインディー・リスナーを含め幅広くアピールできそうな逸品です。